♦テーマ♦
「本当に環境にやさしいことって何だろう?」
情報があふれる世の中、あなたは情報をうのみにしていませんか?
今回のツアーの目的は"見えない情報の裏側を考える力をつけること"
♦訪問地♦
①フェリス女子学院大学
②KIRINビバレッジ湘南工場
【 活動報告 】
2017年9月5日、公益財団法人横浜市循環公社様とアクションポート横浜学生チーム主催によるエコツアーが行なわれました。大学生を中心に約30人ほど集まりました!
♦当日の様子♦
10:15 フェリス女学院大学集合
◇挨拶、アイスブレイク
企画者挨拶に始まり、グループごとに自己紹介。今回の訪問地である「KIRINの製品と言えば?」をグループで話し合うと「ビール」「生茶」などいろんな声が上がり、すぐに打ち解けた雰囲気になりました!
◇LCA・地産地消ワーク
今回のテーマにある「本当に環境に優しいこと」を考えるにあたり、今回はLCA(ライフサイクルアセスメント※)の考え方が用いられました。
この事前ワークでは、見学前にLCAについて理解し、商品比較のワークから実際にどうその考え方を応用するのかを学びました!
※「ライフサイクルアセスメント」…ある製品・サービスのライフサイクル(原料の調達から廃棄までの一連の流れ)全体またはその特定の段階における環境負荷を定量的に評価する手法
11:45~ お昼
神奈川県産の野菜を使った「うお時」さんのお弁当をいただきました!
12:15~ フェリス女学院大学 出発
◇バスワーク・レク
今回のエコツアーはワークが盛りだくさん!
「自分が普段エコだと思っていること」は本当にエコかを考えたり、隣の席の人と自己紹介ビンゴを行ったり。初対面の方が多い中、会話がとても弾んでいました!
13:15~ KIRINビバレッジ湘南工場到着
◇工場見学
実際にペットボトル飲料が作られる全体の流れやラベリングの方法を見学しました!
特にこのKIRINビバレッジ湘南工場の特徴として、「ペットボトルを工場で1から作っている」ことが挙げられます。ペットボトルよりも遥かにかさの低い、材料のレジンを運搬し、工場でペットボトルに成形するため、成形済みのペットボトルを運ぶよりも、トラックの台数を1/3にすることができるといいます!
◇CSV担当者様のお話
CSV(共同価値創造)の考え方で、KIRINさんが取り組まれている事業、そしてその背景にある問題について詳しくお話を伺いました。
CSVの重点としては3つ、「地域社会」「環境」「健康」が挙げられました。
具体的な一例では、農家さんに持続的に栽培を続けてもらうことができるよう、レインフォレストアライアンス認証を受けているスリランカの農家さんから茶葉を買い取っているそうです。
違法な栽培、伐採から環境破壊そして地滑り、農耕用地の悪化など、循環する環境への悪影響を断ち切るためにもこうした取り組みのそれぞれが大切なんだなと学びました。
◇事後ワーク
KIRINの見学や、CSV担当者の方から伺ったお話から、驚きや発見、印象に残ったことをグループワークで共有しました!
「環境に配慮した飲料を作るとしたら?」と考えることで、今日学んだ「LCA」や「持続可能性」など様々な考え方を改めて振り返りました。
17:15~ 打ち上げ
地産地消居酒屋の「ど根性キッチン」での打ち上げでした!
これまで「そうなんだ!」と疑うことなしに取り込んでしまっていた情報を、一度立ち止まって「それって本当?」と考えてみることで、実は背景にたくさんの因果関係があることを知ったり、物事の根本的な問題を考えられるのではないかなと思いました。
「本当に環境に良いこと」を、それぞれがこの機会をきっかけに、日頃から問題意識をもって考えることができるようになれば、それがまたエコに繋がるのではないでしょうか。
そんな「本当にエコなこと」をみんなで考え、取り組むことの必要性を感じられたエコツアーでした!